桂平治関連新聞記事
読売新聞 1999年8月8日朝刊
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笑ってくれたかな？ 神様相手に落語披露
宇佐神宮で桂平治さん 真打ち昇進祝い
院内町生まれで、宇佐市の県立四日市高OBの落語家桂平治さん(31)が七日、宇佐神宮の国宝神殿で、神様だけを相手に落語「死神」を披露した。五月の真打ち披露を祝い、同窓生と後援会が実現させた。
紋付き羽織姿の平治さんは、明治の大落語家三遊亭円朝のネタを約二十分にわたって熱演。内容はマイクを通じて、雨の前庭に集まったファンに流された。
汗びっしょりになって、神殿から出てきた平治さんは「厳粛な気分になった」とポツリ。しかし、同窓生らは「日本一になるとの八幡神のご託宣が降りた」と大喜び。「神様は笑ってくれたか」の質問には「うーん」と考え込みながらも、「噺家らしい噺家になりたい」ときっぱり。二つ目時代の一九九〇年から、後援会長を務める川野哲也・院内町長は「正道を歩めという内容の『死神』は門出にぴったり。宇佐八幡が全国八幡の総本社であるように、彼はきっと落語会のトップに立つ」と話していた。
「凱旋公演」は二十三日が院内町文化交流ホール、二十四日が宇佐市文化会館で。
（東京支社）
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