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1	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今日から十月。今年もあと三ヶ月しかない。早めに起きて、めだかの世話やカブトムシの世話をしようと思ったら最後のカブトムシが死んでいた。この夏もありがとう！部屋の片付け、明日からの支度をする。北海道の学校公演で四日間の旅。明日の朝が早いので、今日やっとかないと焦るからね。それから、久し振りに「天狗裁き」をさらう。ノートに書き写してあるので、口に出し思い出していく。何とかなりそう。買い物もして、昨日中止になった禁演落語会の日程を決めて鶴光師匠や柳若さん、小もんさんに連絡する。十二月十日に日延べになる。有意義な一日だった。
2	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			牛ほめ	学校公演	滝川西高校	柳家花緑 一龍斎貞橘 ボンボンブラザース 春風亭べん橋
		文治メモ	今朝は四時起きで、タクシーで池袋メトロポリタンホテルへ。始発でも間に合わない。五時四十分のリムジンバスで羽田空港へ向かう。講談の貞橘さんとお囃子のみち子さんと合流して新千歳空港へ。札幌へ出て、滝川駅に向かう。後から花緑さんとボンボンブラザースのお二人、前座のべん橋さんも合流して、滝川西高校の学校公演。僕とべん橋さん、みち子さんとお囃子教室。ノリのいい生徒さん。貞橘さんの「弁慶と牛若丸」、僕の「牛ほめ」でお仲入り。とてもよく聴いて笑って貰えた。仲入り後はボンボン先生の曲芸、花緑さんの「初天神」でお開き。花緑さんは旭川、みち子さんとべん橋さんは東京、ボンボン先生と貞橘さんは札幌泊まりとみんな別れた。打ち上げは以前にも行った店でわいわい。ボンボン先生は呑まないので、早めにお開き。明日は岩内だ。
3	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			転失気	学校公演	岩内高校・寿都高校	一龍斎貞橘 ボンボンブラザース 春風亭昇也
		文治メモ	九時半にロビー集合で、東京からの昇也さんと合流して岩内へ向かう。車で二時間。昨日の滝川は瀧川鯉枝さん、今日の岩内は三遊亭右京兄さんの出身地。岩内高校と寿都高校の合同公演。貞橘さんの解説、昇也さんの「牛ほめ」、貞橘さんの「鼓ヶ滝」でお仲入り。後半はボンボン先生の曲芸、僕の「転失気」を聴いて貰う。貞橘さんや昇也さんの話では、私語が聞こえるという話だったが、ボンボン先生が雰囲気を作ってくれて、僕の「転失気」ではとてもよく聴いて笑ってくれた。やはりボンボン先生は凄い！花束を戴き、車で三時間半掛けて、室蘭へ出る。チェックインして、魚の店で打ち上げ。ほっけやヒラメ、きんきなどを頂き、ボンボン先生にご馳走になる。明日はゆっくりだ。
4	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			転失気	学校公演	北海道大谷室蘭高校	一龍斎貞橘 ボンボンブラザース 春風亭昇也
		文治メモ	ホテルを十二時前に出て、北海道大谷室蘭高校へ。立派な学校で、担当の先生が高校時代にボンボン先生を見て、教師になって実現した公演。貞橘さんの解説、昇也さんの「牛ほめ」、貞橘さんの「弁慶と牛若丸」でお仲入り。ボンボン先生の曲芸、僕の「転失気」でお開き。とても明るい生徒さんで良かった。ちゃんと挨拶が出来る生徒さんは気持ちいいね。ボンボン先生は今日で帰京、貞橘さんと昇也さんと旭川泊まり。三人で打ち上げをして情報交換。ずいぶん呑んで、しゃべったね。明日は楽日だ。
5	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			転失気	学校公演	旭川大学高校	一龍斎貞橘 春風亭昇也
		文治メモ	ホテルを十一時半にチェックアウト。三人で旭川大学高校の体育館へ向かう。今日は三人だから僕の解説、昇也さんの「牛ほめ」、貞橘さんの「牛若丸と弁慶」でお仲入り。女子高生が身体を向こうへ向けて、顔だけこっちに向けている人がいたそうだ。全然気がつかなかった。仲入り後は昇也さんの体験コーナーで、小咄や仕草をやって貰う。これでずいぶんほぐれて、僕の「転失気」では気にならなかった。尤も前はあまり見ない。今日で四日間の北海道公演はおしまい。楽しかったなぁ。旭川空港で三時間つないで、羽田空港から練馬行きのリムジンバスで帰って来る。皆さん、お疲れちゃ〜ん。
6	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今日は休み。噺の稽古をして、バスで赤羽へ出て御徒町へ向かう。床屋さんでさっぱりする。今回はずいぶん伸びていた。その後、王子へ出てバスに乗る。バス停で待っていると後から来た親子が間に割って入って待っている。バスに乗る時もそのまま入ってしまった。順番を抜かされたおばあさんが「何とも思わないのかね」とカバンで叩いていた。おばあさんの行動にスッとする。帰宅してめだかの世話などをする。それにしても暑い。
7	日	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14:00〜	親子酒	ベイサイド・ポケット寄席　三つ巴競演会	【場所】：ヨコスカ・ベイサイド・ポケット 【木戸銭】：Ｓ席 3,600円、Ａ席 3,100円 【問合せ】：横須賀芸術劇場　046-828-1602	三遊亭兼好 立川志らく
		文治メモ	昼前に家を出て、副都心線と京急線を乗り継いで汐入へ。初めて遠いと思った。年かな？ベイサイドスポットで志らくさんと兼好さんの三人会。満員御礼で、じゃんけんさんの「間抜け泥」、僕の「親子酒」でお仲入り。マニアックな方が多いかなと思ったら普通の寄席のお客さんなので「親子酒」にする。楽しんで貰えた。志らくさんはおかみさんと子供さんも来ていた。家庭思いだね。兼好さんとずっとしゃべっていた。十時からのなかの芸能小劇場をやって来たようだ。十時はちょっと早すぎる。兼好さんも元気だね。本当に健康だ。仲入りで失礼する。帰りは横浜から湘南ライナーで帰って来る。明日は名古屋の独演会だ。
8	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14:00〜	鈴ヶ森 親子酒 悋気の独楽	第7回 名古屋桂文治独演会	【場所】：名古屋 ウィンクあいち5F小ホール2 【木戸銭】：前売 おとな2,800円 こども1,300円　当日 おとな3,000円 こども1,500円 【問合せ】：オフィスマツバ　050-3497-5500	桂　鷹治
		文治メモ	【鈴ヶ森】十時半の新幹線で名古屋へ。名古屋での独演会。駅前のウインク愛知には沢山のお客さん。鷹治の「初天神」、僕の「鈴ヶ森」を先ず聴いて貰う。初めての方も多かったので、分かり良い噺を演る。お客さんもついて来てくれた。初回に亡くなった小蝠が演ったネタ。
			【親子酒】二席続けて「親子酒」。「親子酒」は演ってなかったんだね。昨日も演ったので余裕がある。お酒の噺は儲かるね。吉澤ひとみもいいネタをくれたわ。喜んで貰えてお仲入り。
			【悋気の独楽】仲入り後は鷹治の「普段の袴」、僕の「悋気の独楽」でお開き。「お血脈」を演りたかったが前半に一時間半掛かった上に五時撤収なので「独楽」にする。終わって、鷹治と共に写真撮影会。何事もサービス。設営も片付けも早くなった。もう七回目だから慣れて来た。スタッフの皆さん、西野さんのお陰で続けられる。感謝感激。打ち上げもあっという間。本当にありがとう！
9	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今日は休み。勿体無いので早めに起きて、メダカの世話や稽古をする。昼食の後は福笑師匠から戴いた軒付けのCDをカセットにうつす作業。カセットテープを探していると文治襲名の口上と高座の録音が出てきた。歌丸師匠の声も入っている。上書きしなくて良かった。表に何も書いてなかったから分からなかった。カセットデッキが壊れていて、上手く録音が出来ない。仕方なくCDの前に稽古用のカセットデッキを置き録音する。学生時代を思い出した。大阪弁を東京弁に直すのが難しい。疲れているのかな？身体がちょっと重い。早めに寝なきゃ。
10	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		18:30〜	悋気の独楽	第37回 さなぎの会	【場所】：三越前・お江戸日本橋亭 【木戸銭】：当日2,000円　前売1,500円 【問合せ】：ご予約　ryujaku.syunputei@gmail.com	春風亭昇吾「平林」 春風亭昇々「城木屋」 雷門音助「野ざらし」 春風亭柳若「明烏」
		文治メモ	昼間はのんびりして、夕方日本橋亭へ。三十七回目のさなぎの会。我ながらよくやっている。ご挨拶で「前回ズルをした昇々さんは休みだ」と告げ、「代わりにイケメン噺家が出る」と報告してから、金かんさんの「狸」、僕の「悋気の独楽」を聴いて貰う。短めに「饅頭」や「肩叩き」を抜く。前座さんから笑ってくれる有り難いお客さん。続いてイケメン噺家の昇吾さんが登場。笑いが起きる。「平林」も面白く、ばかうけだった。次は昇々さんが自分でめくりを返し登場。お客さんも笑っていた。「城木屋」はネタ下ろしらしく、お客さんも僕も緊張した。良かったと思う。地噺は教わった通りではダメ。新しいくすぐりを考えなければならない事やお奉行様は正面を向いてしゃべる事などアドバイス。仲入り後は音助さんの「野ざらし」で、珍しいサゲまで。もっと弾けなくてはと、圓遊師匠系統のギャグ沢山の「野ざらし」も聴いてみるようにアドバイス。おしまいは柳若さんの「明烏」。メガネはよした方がいい事や台詞の中に新しい言葉が入ってしまっている事などをアドバイス。太鼓を囮にして部屋へ連れて行く処は面白い。とにかくみんな勉強しているわ。結構結構！若手真打ちも見習わなければ。打ち上げも大人数で盛り上がる。明日から久々の寄席だ。
11	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：40上がり	悋気の独楽	中席前半（昼の部）	【場所】：池袋演芸場 【木戸銭】：大2,800円　シ・学・着物2,500円　小1,500円 【問合せ・ご予約】：池袋演芸場　03-3971-4545	【主任】昔昔亭桃太郎
		文治メモ	今日から久し振りの寄席。しばらく寄席でしゃべってないと緊張する。「悋気の独楽」を演る。途中までは良かったが、ちょっと声を間違えて、間がおかしくなる。お客さんは正直だね。反省！これから広小路亭なのでリベンジしよう。
		時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：30上がり	悋気の独楽	定席	【場所】：お江戸上野広小路亭 【木戸銭】：当2,000円　前1,800円 【問合せ・ご予約】：永谷商事（株）　03-3833-1789	【主任】瀧川鯉朝
		文治メモ	池袋から広小路亭へ。池袋の昼トリの桃太郎師匠のツイストに間に合うように枝太郎さんに一本早く入れ替わって貰う。広小路亭は沢山のお客さんで明るい。「悋気の独楽」のリベンジ。こちらはポイントは全部受けた。噺家は直ぐにリベンジ出来るからいいね。桃太郎師匠には間に合ったが、ツイストはやらなかった。残念！桃太郎師匠にご挨拶して帰宅。五時半からギャラリー古藤さんで落語教室。二十日が発表会なので最後の稽古。みんな随分仕上がっていた。豊洲が今日から開場した。使い勝手が悪く、色々な問題がある。二年間何をやっていたんだろう？ただただ時間を無駄にしただけ。時は金なり、勿体無いね。
12	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：40上がり	擬宝珠	中席前半（昼の部）	【場所】：池袋演芸場 【木戸銭】：大2,800円　シ・学・着物2,500円　小1,500円 【問合せ・ご予約】：池袋演芸場　03-3971-4545	【主任】昔昔亭桃太郎
		文治メモ	今日はちょっと寒い。池袋は随分お客さんが入っている。陽気なお姉さん方のかたまりがいいね。常連さんが二人前に陣取っている。「擬宝珠」にする。喜んで貰えた。寄席の雰囲気は毎日違うから面白い。さて、これから広小路亭だ。
		時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：30上がり	親子酒	定席	【場所】：お江戸上野広小路亭 【木戸銭】：当2,000円　前1,800円 【問合せ・ご予約】：永谷商事（株）　03-3833-1789	【主任】瀧川鯉朝
		文治メモ	池袋から広小路亭へ。郵便局が移転したのには驚いた。広小路亭も沢山のお客さん。マクラを喋り過ぎて、「親子酒」に入ったのが下り時間の十分前。ちょっとペースを早め、十分で収める。やれば出来るじゃないか。トリの鯉朝さんまで待って帰宅。王子からバスに乗る。夜は芝楽さんを呼んで食事。明日と明後日は池袋も広小路亭も休みだ。
13	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13:00〜	幽霊の辻	第51回 大手町落語会	【場所】：日経ホール 【木戸銭】：全席指定4,000円 【問合せ】：サンケイリビング新聞社事業部　03-5216-9235（Pコード：487-161）	桂　宮治 古今亭菊之丞 柳家さん喬 柳家権太楼
		文治メモ	今日は寄席は休みで、大手町落語会の日経ホールへ向かう。着いた時には宮治さんの「時そば」が終わり、菊之丞さんが上がった処。丞様は「片棒」、さん喬師匠の「幾代餅」でお仲入り。さん喬師匠と権太楼師匠に楽屋でいじって貰う。幸せだなぁ。今日は「擬宝珠」を演ろうと思っていたが、「幾代餅」が出たので却下。権太楼師匠が「うどんや」を演るつもりだったが、「時そば」が出たので「試し酒」にするというので「親子酒」も却下。師匠に「『幽霊の辻』を演ってもいいですか？田舎者が出てきますが」と訊くと「いいよ」と承知して頂いた。食いつきで権太楼師匠直伝の「幽霊の辻」を演る。思いっ切り暴れる。下りてきたら、「面白かったよ」と喜んで頂いた。高座でもいじって貰い、お客さんにも笑っていただいた。師匠の「試し酒」も良かった。主催の皆さんと権太楼師匠と神保町で打ち上げ。師匠もご機嫌で色んな話を聞けた。師匠に「くしゃみ講釈」の稽古をお願いする。とても有意義な一日だった。
14	日	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14:00〜	親子酒	笑って健康フレスコ寄席 原町公演	【場所】：南相馬市ウェディングパーク原町フローラ 【木戸銭】：入場無料(全席自由) 【問合せ・ご予約】：フレシコキクチ営業企画部　0244-36-3458	三遊亭白鳥 桂枝太郎 母心
		文治メモ	今日も寄席は休みで、新幹線で仙台へ。白鳥さんと漫才の母心さん、前座の昇咲さんと一緒で、仙台駅で勧進元の枝太郎さんと合流して車で南相馬へ向かう。途中の山元町には真打ち競演で行ったことがある。南相馬は初めてだ。フレスコキクチというスーパーの社長さんが皆さんに笑って貰おうという落語会。今回が初めて。沢山のお客さんで、昇咲さんの「転失気」、枝太郎さんの「茶の湯」、白鳥さんの「ナースコール」でお仲入り。仲入り後は母心さんの漫才。母心さんは福島でずいぶん仕事をしていて福島にはお馴染みの二人。おしまいは僕の「親子酒」。沢山笑って貰えて良かった。社長さんやスタッフの皆さん、枝太郎さん、何よりお客さんに感謝。白鳥さんとも久しぶりで楽しい仕事だった。枝太郎さん、ありがとう！明日はちゃんと二件寄席を務めるよ。
15	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：40上がり	掛け取り	中席前半（昼の部）	【場所】：池袋演芸場 【木戸銭】：大2,800円　シ・学・着物2,500円　小1,500円 【問合せ・ご予約】：池袋演芸場　03-3971-4545	【主任】昔昔亭桃太郎
		文治メモ	池袋のお客さんは明るい方々。楽屋で「掛け取り」を演ろうと思い付く。一昨日、電車で「狂歌」をさらった。後は寄席好きの前川さんを出して、柳昇師匠や彦六師匠、昼トリの桃太郎師匠を出す。常連さんが多く楽しんで貰えた。今日は楽日なので、衣装を持って御徒町へ。
		時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：30上がり	掛け取り	定席	【場所】：お江戸上野広小路亭 【木戸銭】：当2,000円　前1,800円 【問合せ・ご予約】：永谷商事（株）　03-3833-1789	【主任】瀧川鯉朝
		文治メモ	池袋から広小路亭へ。こちらも常連さんが多いので「掛け取り」にする。狂歌と落語と喧嘩の好きな大家さんや魚屋さんが出てくる。沢山笑って貰えた。トリの鯉朝さんまで残って帰宅。明日は休みだから嬉しい。
16	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今日は休み。忙しい中、程よく休みがあるからいいね。理想的な暮らし。このペースを継続したいものだ。早めに起きて、メダカの世話をして、「子は鎹」の稽古、「軒付け」のセリフをちょっと書き写す。明日、明後日と家を空けるので旅支度などをする。夕方からパチンコに行く。一円パチンコはいいね。明日は大宮へ出ようかな？
17	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			牛ほめ	学校公演	北上翔南高校	春風亭柳橋 桂枝太郎 林家正楽
		文治メモ	今朝は早起きして、池袋から大宮へ出て岩手の北上へ向かう。宇都宮から柳橋兄さんが乗り、枝太郎さんとは北上駅で合流、会場の北上翔南高校の体育館で紙切りの正楽師匠と合流してメンバーが揃う。僕の解説があったが、先生の説明が上手く、僕は要らないくらい。枝太郎さんの自作「アンケートの行方」、僕の「牛ほめ」を聴いて貰う。とても素直な生徒さん達で良かった。仲入り後は、枝太郎さんの体験コーナーや正楽師匠の紙切り、柳橋兄さんの落語でお開きだが、僕は先に失礼して北上から東京、東京から名古屋、名古屋から金山へ向かう。日本の半分くらいを移動する。明日の公演が午前中なので前乗り。ホテルで新しい「相棒」を視る。亡くなった志水正義さんも出ていたが、やはり痩せていた。次回に続くだった。残念！今日は早く寝よう。
18	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			牛ほめ	学校公演	東邦高校	林家染左 三宅狂言会
		文治メモ	十時にホテルからタクシーで国際会議場へ向かう。大きな会場で三千人は入る。東邦高校の生徒さんは千五百人以上で、バラバラに座っているので三階まで満員に見える。三宅狂言会の狂言棒しばりと盆山、仲入り後は落語二本。上方から林家染左さんと僕。染左さんとは久し振りで、来年二松学舎で落語を染左さんのお兄さんから頼まれている。染左さんと対談もある。染左さんは「時うどん」、僕は「牛ほめ」を演る。染左さんの時にちょっと騒いでる男子生徒がいたが、先生に注意されたとみえて途中から静かになった。ちゃんと笑ってくれるが、会場が広すぎて三階まで伝わったかな？生徒さんの人数が多いから仕方ないね。染左さんと名古屋に出て、右と左に別れる。御徒町の床屋さんでさっぱりして、王子からバスで帰って来る。夜は寒くなるね。
19	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			親子酒		木更津	柳亭芝楽 ねづっち
		文治メモ	十時に芝楽さんが迎えに来て、蝠よしさんと合流して、東高円寺でねづっちさんを拾って木更津へ。アクアラインは便利だ。木更津の会館で、千葉の曹洞宗の集まりのアトラクション。ぶっちゃけ寺に出ていた千葉住職の講演の後にアトラクション。芝楽さんの「蒟蒻問答」、ねづっちさんの漫談、僕の「親子酒」を聴いて貰う。とても明るいお客さんだが、一時間も時間が押していたので十五分で「親子酒」を演る。先日、広小路亭で十数分で演ったので平気だよ。楽しんで貰えた。幹事のお寺さんに寄り、柿や里芋を戴く。ねづっちさんを送り、蝠よしさんを送り、車を返してきた芝楽さんと食事。楽しい一日だった。
20	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			子は鎹	落語教室発表会
		文治メモ	一時から竹千代さんに「掛け取り」の稽古。一緒に食事をして、三時から落語教室の発表会。沢山のお客さんで、生徒さんは緊張しながらも楽しく演っていた。それが一番。途中、にわか雨もあり雷も鳴る。おしまいは僕の「子は鎹」。ずっと稽古していたのだが、生徒さんに感化されて演る。久々だったが、何とか出来た。おしまいに生徒さんにも登場して貰い、記念撮影とご挨拶。終わった時には雨も上がっていた。打ち上げに行く途中にまた雨が降り出す。おかしな天気だ。打ち上げは和気あいあいとして、みんな噺の出来や次の噺、色々な話をして、仲良くやっている。それが微笑ましく、うれしい。次回の発表会に向けて稽古稽古。
21	日	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13:30〜	幽霊の辻	第5回 岡崎せきれい寄席	【場所】：岡崎市せきれいホール 【木戸銭】：前売 全指2,500円（完売御礼） 【問合せ】：高木　090-5852-3966	笑福亭鶴光 マジック・ジェミー 桂　鷹治 笑福亭茶光
		文治メモ	新幹線で名古屋へ行き、名鉄線で東岡崎に。鶴光師匠とマジックジェミーさん、茶光さんと一緒。東岡崎駅で鷹治と鷹治のお父さんが待っていて、会場の会館へ向かう。二年振りのせきれい寄席で、今回は満員御礼。茶光さんの「手水廻し」、鷹治の「牛ほめ」、鶴光師匠の「試し酒」でお仲入り。仲入り後はマジックジェミーさん、おしまいは僕の「幽霊の辻」を聴いて貰う。おばあさんをジェミーさんにして笑って貰う。とても喜んで貰えて良かった。打ち上げは鷹治のお父さんの同級生の料理屋さんで。お腹一杯になり東京へ向かう。親は有り難いものだ。大事にしなければ。
22	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14：30〜	時そば 掛け取り柳昇 ラーメン屋	桂文治 独演会	【場所】：なかの芸能小劇場 【木戸銭】：2,500円（3回通し券 5,000円） 【問合せ】：KATORE　03-3557-0981	柳亭芝楽
		文治メモ	【時そば】芝楽さんが昼過ぎに来て、一緒に中野のなかの芸能小劇場へ。三回目の昼間の独演会。年配の方も安心して来て頂ける。沢山のお客さんで、芝楽さんの「幇間腹」、僕の「時そば」を聴いて貰う。久々に家でさらってみた。笑って貰えたが、丼のノコギリを抜かしてしまった。他はきっちり出来た。
			【掛け取り柳昇】続けて「掛け取り」を演る。狂歌好きと寄席好き、喧嘩好きを出す。声色は柳昇師匠、彦六師匠、桃太郎師匠を出す。十二月の二人会の宣伝もする。
			【ラーメン屋】仲入り後は「ラーメン屋」を聴いて貰う。今日は演りたかった。普通に落ち着いて出来た。本当にいい噺で大事にして行きたい。終わって、四時半とちょうど良い時間。五時には明け渡さなくてはならない。新桜台にタクシーでKATOREのママさんに送って貰う。芝楽さんにカブトムシの土の入れ替えを手伝って貰い、六時から酒場留で食事会。美味しい料理とお酒をママさんにご馳走になる。本当に感謝感激。帰る時に芝楽さんの自転車の両輪の空気が抜けていた。空気を入れたが、直ぐに抜ける。調べたらゴムも抜かれていた。非道な奴がいたもんだ。僕のは大丈夫だった。天罰が下るよ。
23	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14:00〜	親子酒	吉野町市民プラザ 桂歌丸追悼落語会	【場所】：吉野町市民プラザ４階ホール 【木戸銭】：全指3,500円 【問合せ】：横浜市吉野町市民プラザ　045-243-9261	桂　歌春 桂　歌助 桂枝太郎 江戸家まねき猫 春風亭昇市
		文治メモ	今日は歌丸師匠の追悼会で吉野町プラザに向かう。昼間の公演だが、沢山のお客さん。歌春師匠や歌助さん、枝太郎さんの一門にまねき猫ちゃんと昇市さんと対談を最初にやる。色々な話が出て尽きない。猫ちゃんが司会で強制終了。昇市さんの「桃太郎」、枝太郎さんの「星野屋」、歌助さんの「そば清」と踊りでお仲入り。僕はくいつきで「親子酒」。「二十四孝」の思い出をおしゃべりして本題へ。喜んで貰えた。まねき猫ちゃんの物真似、歌春師匠の「加賀の千代」でお開き。歌丸師匠にも喜んで貰えたかな？歌丸一門のお客様からご祝儀を戴く。帰りは昇市さんと東横・副都心線で帰宅。今日はちょっと寒かったね。
24	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			牛ほめ	学校公演	相良高校
		文治メモ	十時過ぎの新幹線で静岡、東海道本線で菊川へ出て、タクシーで三十分の会館へ。相良高校の学校公演。今いちさんの解説、喬若さんの「時うどん」、兼好さんの「桃太郎」でお仲入り。仲入り後は今いちさんの体験コーナーで小噺や仕草を生徒さんにやって貰う。味千代さんの曲芸、僕の「牛ほめ」でお開き。時間ぴったりに下りる。お職人だね。直ぐにタクシーで掛川へ向かう。夜は日本橋亭で愛橋さんの会があるので一本早く乗られて良かった。工程表だと静岡で新幹線になっていた。掛川に変更出来て良かった。
		時間	演目	イベント名	会場	共演者
		18:00〜	子は鎹	お江戸日本橋亭 文鳥の日、手に幸せ 心に幸せ♪愛橋の会	【場所】：三越前・お江戸日本橋亭 【木戸銭】：当日2,000円　前売1,500円 【問合せ】：落語芸術協会 03-5909-3080	春風亭愛橋 立川吉幸 春風亭笑好 林家喜之輔
		文治メモ	菊川から静岡経由を回避して、掛川へ出てこだまで帰って来る。ちゃんと早く東京駅に着く。タクシーで日本橋亭に向かおうとしたが、タクシーがなかなか来ない。東京の玄関口の東京駅タクシー乗り場にだよ。タクシーが少ないのか、設計士が与太郎なのか、入り口がややこしく、幾つも信号がありなかなか進まない。もっと簡略化すべきだ！愛橋さんと何とか顔を合わせることが出来た。愛橋さんの「牛ほめ」の後、「子は鎹」を演る。たっぷりと頼まれたので、稽古をさせて貰う。明るいお客さんでとても演りいい。今日出来て良かった。笑好さんの「片棒」、喜之輔さんの紙切り、愛橋さんの「皿屋敷」でお開き。色んな趣向があって面白い。打ち上げにも参加する。「子は鎹」を帰ってさらおうと思ったが、日本橋亭で出来たので打ち上げに参加する。来年真打ちになる吉幸さんや前座さん、事務局の桂さんも一緒で楽しかった。明日も学校公演の後、らくごカフェだ。
25	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			牛ほめ	学校公演	富士東高校
		文治メモ	今日も新幹線で新富士へ。タクシーで富士東高校に。運転手が住職に間違えるわ、富士東高校を聞いてないわで小言。体育館で体育座りの生徒さんだが、とてもいい生徒さん。今いちさんの解説、柏枝さんの「時そば」、たい平さんの「初天神」でお仲入り。今いちさんの体験コーナー、雪之助さんの曲芸、僕の「牛ほめ」でお開き。本当によく聴いて笑ってくれた。お礼の言葉と花束まで戴く。気持ちよくらくごカフェに行ける。生徒さん、ありがとう！
		時間	演目	イベント名	会場	共演者
		19:00〜	不精床 子は鎹	第32回 桂文治　自分のための落語会「らくごカフェの巻」	【場所】：神保町・らくごカフェ 【木戸銭】：当日2,500円、予約2,000円 【問合せ】：らくごカフェ　03-6268-9818	柳亭芝楽 ゲスト：春風亭昇吾
		文治メモ	【不精床】新富士から神保町のらくごカフェへ。早めに着いて一息。今日も沢山のお客さんで、芝楽さんの「寿限無」の後、僕の「不精床」を聴いて貰う。お客さんがお孫さんを連れて来てくれたが、大人しく聴いて笑って貰う。ヤクザに間違われた話、今日の話をして不精床へ。久々だが、お客さんに助けられた。終わって、師匠文治から教わった事や僕が通っていた床屋さんの話をする。後は「子は鎹」だ。
			【子は鎹】仲入り後は、昇吾さんの「悋気の独楽」、僕の「子は鎹」を聴いて貰う。昇吾さんは面白いね。「子は鎹」はマクラなしで本題へ。本当に昨日高座で実践出来て良かった。今日もすらすら台詞が出て、お客さんにも喜んで貰えた。終わって、「強飯」、「子別れ」、「子は鎹」の説明、金槌とげんのうの違い、三遊亭と柳家の違いなどを説明する。その後、芝楽さんと昇吾さんを呼び出して、ダメ出しと褒めるのと両方やって写真撮影。今日は疲れていたので、地元へ帰って打ち上げ。充実した一日だった。
26	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	十一時に泉岳寺で待ち合わせ。松鯉先生の案内で泉岳寺を散策し、俳句を作る吟行。泉岳寺は初めてで、四十七士の墓参りする。みんな若くして意地を通し切腹して、後世に名を残した。広小路亭で句を作り、投句して選句する。成果は芸術協会のホームページを見てね。その後、床屋さんでサッパリして、七時から江古田古藤で音楽会に出席する。ＳＨＩＭＥさんのライブを堪能する。今日も有意義な一日だったなぁ。
27	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		17:00〜	鈴ヶ森	第100回所沢寄席「ミューズ特選名人会〜極み〜」	【場所】：所沢市民文化センターミューズ　マーキーホール 【木戸銭】：S席:4,000円　A席:3,000円　B席:2,000円 【問合せ】：ミューズチケットカウンター　04-2998-7777	柳家さん喬 三遊亭円楽 笑福亭松喬 立花家橘之助
		文治メモ	十一時に芝楽さんが車で迎えに来て青山へ師匠のお墓参り。健康をお願いする。それから中野の昇々さんの家に新幹線チケットを持って行く。高円寺で明日の新幹線チケットを買い、食事を芝楽さんととる。四時前に所沢へ出て、タクシーでミューズへ向かう。航空公園が近かった。今日は100回記念の所沢寄席。さん喬師匠や圓楽師匠、上方から松喬兄さん、浮世節の橘之助お姉さんと豪華メンバー。その中に入れて頂いて幸せ。三階までびっしりの満員御礼。あおばさんの「やかん」、僕の「鈴ヶ森」を聴いて貰う。二本目なので、明るく陽気に演る。明るいお客さんで良かった。圓楽師匠は文枝師匠作の「読書の時間」でお仲入り。松喬兄さんは「月に群雲」。泥棒の噺で、僕の「鈴ヶ森」に付くが、新しいネタはさらえないので演ったようだ。さらったネタや同種の噺が前に出るというのはよくあるので、兄さんの気持ちは分かる。橘之助お姉さんの後、さん喬師匠の「幾代餅」でお開き。西武線で近く、さん喬師匠まで残る。松喬兄さんは大阪から日帰り。大変だね。明日は浜松だ。
28	日	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14:00〜	不精床 子は鎹	浜松寄席　第55回 桂文治独演会	【場所】：サーラシティ浜松 3Fスクエア（多目的ホール） 【木戸銭】：前売　3,000円、当日　3,500円 【問合せ】：ケイ企画河村　053-438-1863	春風亭昇羊 林家花
		文治メモ	【不精床】十一時過ぎの新幹線で浜松へ。自力で浜松集合だったが、花さんと偶然隣になった。浜松駅改札で昇羊さんと合流して会館へ。今日も沢山のお客さんで、天狗連の赤兵衛さんの「ぜんざい公社」、昇羊さんの「そば清」、僕の「不精床」を聴いて貰う。床屋さんのマクラから本題へ。らくごカフェで演ったので、楽しみながら出来る。
			【子は鎹】仲入り後は、花さんの紙切りと踊りの「春はうれしや」、その後、僕の「子は鎹」を聴いて貰う。大分身体に染み込んできた感じがする。泣かそうとせずに、あくまでも明るく演る。お客さんにも喜んで貰えた。その後、色紙の抽選会を昇羊さんにやって貰う。打ち上げも楽しく、三人でおしゃべりしながら帰って来る。世話人さんとお客さんに感謝。
29	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			牛ほめ		小岩	コントD51 神田紅佳
		文治メモ	一時に小岩駅でコントD51の兄さん方と神田紅佳さんと待ち合わせして、デイサービスの施設へ向かう。D51の兄さん方が一年に四回やっている演芸会。兄さん方のコント、紅佳さんの「長谷川平蔵」、僕の「牛ほめ」を聴いて貰う。「時そば」か「転失気」かと迷ったが、「牛ほめ」にする。はっきりしたお客さんが多く楽しんで頂けた。笑って貰えると嬉しいね。三組で一時間。楽なお仕事だ。皆さんと写真撮影をして、皆さんはおやつの時間。我々は兄さん方の行きつけの中華屋さんで食事。ちょっと呑んで食べて、小岩駅まで送って貰う。兄さん方はもう一軒馴染みの店に行くようだ。誘われたが、明日が早いので断念。兄さん方に感謝。明日は岩手だ。
30	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14:00〜	時そば 禁酒番屋	増長寺寄席	奥州市水沢寺小路・増長寺	柳亭市馬 春風亭昇々 柳亭市若
		文治メモ	【時そば】大宮から九時過ぎの新幹線で岩手の水沢江刺。市馬兄さんと弟子の市若さん、昇々さんと。増長寺さんのご住職と奥様が向かう迎えに来てくれて、いつものお蕎麦屋さんで韃靼蕎麦を頂き、増長寺さんへ。二時から落語会。今までで一番の入りで、横までお客さんが居る。市若さんの「初天神」、僕の「時そば」でお仲入り。不思議なことに「時そば」は演っていなかった。楽しんで貰えた。仲入り後は、昇々さんの「雑俳」、市馬兄さんの「阿武松」、色紙や手拭いの抽選会でお開き。お客さんも大喜びだった。
			【禁酒番屋】六時からＮＰＯ法人の落語会で、こちらも満員御礼。一般のお客さんもいたようだ。市若さんの「錦明竹」、僕の「禁酒番屋」を聴いて貰う。「禁酒番屋」も演っていなかったのだ。「どっこいしょ」や「燗をつける」も笑って貰えた。夜も明るいお客さんで助かった。仲入り後は、昇々さんの自作「待ちわびて」、市馬兄さんの「子は鎹」、抽選会でお開き。昼夜ともに大盛り上がり。増長寺のご住職や世話人さんも喜んでくれた。打ち上げはお寿司屋さんで一杯。お腹の空く暇がない。感謝感謝。
31	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			親子酒	宝城寺寄席	奥州市・宝城寺	柳亭市馬 春風亭昇々 柳亭市若
		文治メモ	早くに起きて、朝食をとり、九時に車で二十分の宝城寺さんへ向かう。初めてのお寺さんで落語会。十時開演で、市若さんの「牛ほめ」、市馬兄さんの「掛け取り美智也」でお仲入り。市馬兄さんと市若さんは末廣亭余一会の為に先に東京へ向かった。仲入り後は昇々さんの「初天神」、僕の「親子酒」でお開き。落語会は初めてなので、恥ずかしがりやが多く笑わないよと言われていたが、どうしてどうしてよく笑って貰えた。気持ちいいね。お昼を頂いて、水沢江刺駅から東京に向かう。増長寺さんや宝城寺さん、ＮＰＯの皆さんにお世話になった。感謝感激。昇々さんは郡山下車で昇太兄さんと合流するようだ。家に帰って、明日の仕度をして寝る。明日も早起きだ。