---

1	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：20上がり	やかん	上席前半（昼の部）	【場所】：浅草演芸ホール 【木戸銭】：一般 3,000円、学生 2,500円、小人 1,500円 【問合せ】：浅草演芸ホール　03-3841-6545	【主任】三遊亭圓遊
		文治メモ	今日から十月。御茶ノ水の日大病院で定期検診。午前中は雨という予報だったので、昨日から車でと頼んであった。九時半にりょう治と空治が来て、車で出掛ける。処が雨どころか晴れ間が出て来た。だったら電車で行ったよ。また気象庁に騙された。りょう治と空治は浅草へ行き、僕はMRＩを撮る。またまた寝てしまう。その後、診察をうけてから浅草に向かう。ブロンディーで昼飯を食べて、楽屋入りする。仲間とのおしゃべりが止まらない。高座は「やかん」。少なかったが、いいお客さんだったので一所懸命演る。トリの圓遊師匠まで残って挨拶する。空治の運転で帰り、ガソリンを入れて、そのまま銚子丸で寿司を食べる。お腹が空いていたので美味かった。帰宅して、単の着物や長襦袢をりょう治と空治にやる。生涯に着尽くせないくらいあるからね。
2	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：20上がり	目黒の秋刀魚	上席前半（昼の部）	【場所】：浅草演芸ホール 【木戸銭】：一般 3,000円、学生 2,500円、小人 1,500円 【問合せ】：浅草演芸ホール　03-3841-6545	【主任】三遊亭圓遊
		文治メモ	今朝も早起きして「天狗裁き」と「目黒の秋刀魚」をさらう。チャミーさんで昼飯を食べて、バスで王子に行き、浅草へ向かう。浅草は今日も少ないので、きっちり「目黒の秋刀魚」を演る。圓遊師匠まで残って挨拶する。その後、アロマさんに寄り、バスで池袋まで出て帰宅する。明日の寄席は休みだ。
3	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：20上がり	木曽義仲		【場所】：浅草見番	桂　空治
		文治メモ	毎日朝早い。「天狗裁き」と「親子酒」をさらう。昼に空治が来て、チャミーさんで昼飯。その後、浅草の見番に車で向かう。見番界隈や吉原の町内会のお祭り。吉原の不破さんに頼まれた。津軽三味線の山本さん、空治の「寿限無」、僕の「義仲」を聴いて貰う。今は呼んで貰えるだけで有り難い。僕らの後は幇間の八好さん。山本さんは愛橋さん、八好さんは伸治兄さんと親しいらしい。世話人さんを水天宮まで送り帰宅する。夕方、空治と桜台の蕎麦屋さんで夕食。りょう治は夜席に入ったらしい。
4	日	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：20上がり	木曽義仲	上席前半（昼の部）	【場所】：浅草演芸ホール 【木戸銭】：一般 3,000円、学生 2,500円、小人 1,500円 【問合せ】：浅草演芸ホール　03-3841-6545	【主任】三遊亭圓遊
		文治メモ	いつものように早起きして「天狗裁き」と「目黒の秋刀魚」をさらう。テレビで杉田某の「女は嘘をつく｣問題をやっていた。男も嘘をつく。バスで王子に出て浅草へ。アロマさんで軽食とコーヒーを飲む。浅草は日曜日でいつもよりお客さんは入っている。初心者の方が多いようなので「義仲」にする。楽しんで貰えた。その後、昇りんさんの「だくだく」を聴いて、アドバイスしてから許可を出す。その後、昇りんさんと再びアロマに行くと寿輔師匠が居らしてご馳走になる。嬉しい。電車で帰宅して、夜はりょう治と空治と久々に松の実さんで食事。朝晩が涼しくなったね。
5	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：20上がり	目黒の秋刀魚	上席前半（昼の部）	【場所】：浅草演芸ホール 【木戸銭】：一般 3,000円、学生 2,500円、小人 1,500円 【問合せ】：浅草演芸ホール　03-3841-6545	【主任】三遊亭圓遊
		文治メモ	早起きして「天狗裁き」と「目黒の秋刀魚」をさらう。「秋刀魚」が身体に染み込まない気がする。稽古をするより仕方ないね。チャミーさんで昼飯を摂り、バスで王子に出て浅草へ。今日は少ないお客さんだが、ちゃんと聴いてくれる。夢丸さんが「さんま火事」を演ったが、心得て「目黒の秋刀魚」を演る。ちゃんと聴いて、重なる按摩のくすぐりは抜く。トリの圓遊師匠に断って、先に失礼する。バスで池袋に出て、三桐さんで草履を買う。夜は空治とふく本さんで蕎麦を食べる。りょう治は歯医者に行って来られない。アルバイトの女の子が日芸の落研で、落研の大会に出て、本選まで残ったそうだ。いろいろ話をする。プロになりたい雰囲気だった。自分の好きな道に進む方が良いね。
6	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今日は休みだが、早く起きてしまう。一服して「天狗裁き」と「目黒の秋刀魚」をさらう。チャミーさんで昼飯を食べて、用足しを済ませる。その後はのんびり。夜はりょう治と空治が来て、遊山亭で焼き肉を食べる。やはり、焼き肉は美味いね。今、日本学術会議のことでもめている。トップの下にはトップに物申す人を据えるのが定石だ。そうでなければ組織も滅びる。逆らう者は排除するということは、日本も長くない。拒否された方々の功績は馬鹿な政治家には分からないと思う。
7	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今朝はちょっと遅く九時に起きる。らくごカフェの為の「天狗裁き」と「目黒の秋刀魚」をさらう。昼は自宅でおまんまを食べて、ちょっとのんびりして、三時過ぎにバスで王子に出て、御徒町の床屋さんでさっぱりする。帰りも王子に出てバスで帰宅。七時に空治が来て、松の実さんで夕食。りょう治は歯医者に行って来られなかった。雨が昼過ぎから降り出した。ずっと秋晴れの予報だったのに。いきなり台風が出来る？
8	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		19：00〜	天狗裁き 目黒の秋刀魚	第44回　桂文治　自分のための落語会　神保町編	【場所】：神保町・らくごカフェ 【木戸銭】：前売2,300円　他 【問合せ】：らくごカフェ　03-6268-9818	桂りょう治 桂　空治
		文治メモ	【天狗裁き】今朝も九時に起きる。一服して「天狗裁き」と「目黒の秋刀魚」をさらって、時間を計る。チャミーさんで昼飯を摂り、ちょっとのんびり。空治が寄席から帰って来て、車で出掛ける。途中、カトレのママさんを乗せる。四十四回目の自分のための落語会。雨とコロナの中、沢山のお客さん。お客様は神様です。空治の「元犬」、僕の「天狗裁き」を聴いて貰う。京都旅行の思い出やりょう治と空治の寝相等から本題へ。久々で事前に高座に掛けられなかった「天狗裁き」だが、お客さんに助けられた。終わって、南喬師匠から教わったことや噺のポイントを説明する。
			【目黒の秋刀魚】仲入り後は、りょう治の「強情灸」、僕の「目黒の秋刀魚」を聴いて貰う。殿様小噺の下肥を間違えた。反省！後は余裕を持って出来た。寄席でも演ったからね。終わって、目黒が田舎だった事や秋刀魚の勘違い等を解説する。最後は写真撮影会をやってお開き。帰りはカトレのママさんに東池袋の店でご馳走になる。何度かご馳走になった大きな犬のいる店。今日、裁判をやっていた池袋暴走事件の現場は近い。アクセルは踏んでないと嘘をついた。車を調査したらブレーキは踏んでないと分かった。自動車会社も敵に回した。弁護士に嘘を吹き込まれたのだ。嫌な商売だ。人一倍勉強して、悪人の味方をする。右團治さんは弁護士志願から噺家になった。偉い！
9	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			源平盛衰記 親子酒	みなと寄席	【場所】：名古屋・港区	桂りょう治
		文治メモ	【源平盛衰記】早起きして、九時半に空治が車で迎えに来る。成子坂下のハロー会議室に向かう。理事会だ。花伝舎は十人以上の会議は出来ないそうだ。二ツ目昇進やコロナ対策、その他諸々を激論。僕は先に失礼して、つないでいた空治の車に向かい、りょう治と合流する。それから、名古屋へ向かう。台風の中、食事や休憩しながら名古屋の港区みなと寄席の会場に到着。台風とコロナでどうかなと思ったが、たくさんのお客さんが来てくれた。りょう治の「強情灸」、僕の「源平」を聴いて貰う。りょう治にはゆっくりしゃべるようにアドバイス。僕は「源平」をサゲまで演る。温かいお客さんで良かった。
			【親子酒】仲入り後は僕の「親子酒」をたっぷり聴いて貰う。楽しく出来た。こんな世の中だから楽しい噺を二席演る。一時でもコロナを忘れて欲しい。主催の方々に挨拶して、名古屋駅前のホテルに。林先生からの差し入れの天むすをつまみに僕の部屋でちょっとアルコールを飲む。今日の御褒美。明日は武豊町だ。
10	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14：00〜	源平盛衰記	ゆめたろう寄席 豊穣の会	【場所】：武豊町ゆめたろうプラザ	桃月庵白酒 春風亭昇也 桂　空治
		文治メモ	やはり、早くに目が覚める。九時半に空治と朝食。りょう治は起きてこない。コロナでバイキングではなく、定食になっていた。十一時にチェックアウト。りょう治は降りて来ない。置いて行こうとしたら、空治が連絡したらしい。大雷！ちゃんと起きて、一緒に師匠と食事をして、チェックアウト前に師匠の部屋で着替え等を手伝うのが当たり前だ。だらしのない奴は噺家には向かない。大大反省しなければならない。車で武豊町のゆめたろうプラザに向かう。こちらには十一年前に来ている。白酒さんと昇也さんを待つ。名鉄が間引き運転だったらしいが、間に合った。空治の「寿限無」、白酒さんの「笠碁」でお仲入り。空治には後半の父親の寿限無が早すぎるとアドバイス。仲入り後は、昇也さんの「寄合酒」、僕の「源平盛衰記」でお開き。十一年前に「親子酒」を演っていたので、今日は「源平」にする。昨日も来てくれた林先生が今日も来てくれた。同じネタで申し訳ない。営業ネタだから仕方ないね。今日も温かいお客さんで助かる。催し担当の方が、僕のTwitterを見ているという。嬉しいね。主催の方々に挨拶して、東京に帰る。名古屋から岡崎くらいまで雨は上がっていた。途中から雨が降りだす。台風に向かっているからね。休憩しながら、思ったより早めに帰宅出来た。車があるといいね。明日は休みで、月曜日は松本日帰りだ。
11	日	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今日は休みだが、早起きしてしまう。一服して「軒付け」と「秋刀魚」をさらう。明日の松本落語会で演るつもり。その後はのんびりする。身体を休ませるのも必要だね。夜は雨が降り出す。空治は洗濯物を出したまま出掛けて、濡れてしまったそうだ。気象予報士を殴りたいと言っていた。僕も気象庁は要らないと思う。りょう治と空治とふく本さんで蕎麦を食べて、明日の打ち合わせをする。明日は松本日帰りだ。
12	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		18：30〜	松本落語会	軒付け やかん	【場所】：松本市・瑞松寺	春風亭昇々 桂りょう治 桂　空治
		文治メモ	【軒付け】今朝も早起きして「軒付け」と「秋刀魚」をさらう。十二時前に空治とりょう治が来て、車で東中野に向かい、昇々さんをひろう。それから、ガソリンを入れて松本へ。談合坂で食事をして、松本インターに向かう。出口で松本落語会会長の百瀬さんと合流して、百瀬さんのリンゴ畑でリンゴ狩りをする。初めての体験で楽しい。近くの牛舎で牛を触ったり、エサをやったりする。子供の時以来かな？その後、いつもの蕎麦屋さんで蕎麦を手繰り、会場のお寺さんに行く。コロナ対策をして、六時半開演。落語会も八ヶ月ぶりで、主催の皆さんも入りを心配していたが、ほぼ満員のお客さん。有り難いね。空治の「真田小僧」、昇々さんの「湯屋番」、僕の「軒付け」を聴いて貰う。地方の落語会で挑戦したが、半々だった。もう少し笑って貰わないといけない。
			【親子酒】仲入り後は、りょう治の「たらちね」、僕の「やかん」を聴いて貰う。「秋刀魚」と思ったが、沢山くすぐりのある「やかん」にする。短目に演って楽しんで貰えた。おしまいは昇々さんの自作「妄想カントリー」でお開き。打ち上げは焼肉屋さんで、肉厚の焼き肉を楽しむ。主催の皆さんも開催できてほっとしていた。お腹いっぱい食べて、挨拶して失礼する。松本から二時間で帰ってくる。内緒だよ。あぁ〜楽しかった。
13	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		18：30〜	長短	第43回 さなぎの会	【場所】：三越前・お江戸日本橋亭 【木戸銭】：当日2,000円　前売1,500円 【問合せ】：事務局　090-4072-2438（留守電対応）	春風亭昇々「鰻の幇間」 雷門音助「安兵衛狐」 春風亭柳若「味噌蔵」 桂りょう治 桂　空治
		文治メモ	今朝はちょっと遅く、九時半に起きる。一服して「雨乞い」や「長短」などをさらう。その後は昼食を摂って、のんびりする。五時前にりょう治が末廣亭から帰って来て、車で出掛ける。途中カトレのママさんも乗せて、日本橋亭へ向かう。さなぎの会は沢山のお客さんで、僕のご挨拶、空治の「やかん」、りょう治の「強情灸」、僕の「長短」、昇々さんの「鰻の幇間」でお仲入り。陽気なお客さんで久々の「長短」も余裕を持って出来た。昇々さんの「鰻の幇間」は野幇間やお客を魚に見立てるを入れた方が良いとアドバイス。仲入り後は音助さんの「安兵衛狐」、柳若さんの「味噌蔵」でお開き。音助さんは相変わらず安定感がある。口が乾くのか、チェッと音を立てるのが気になるとアドバイス。柳若さんの「味噌蔵」は酔っぱらいをもう少し勉強した方が良いとアドバイス。下駄は左右で一足なので、片方が落ちてると教える。とにもかくにも今日は陽気なお客さんで余裕が出来たと出演者一同喜んでいた。今日は打ち上げはなし。車でママさんを送り、体調の悪い空治を送り、りょう治と食事をして帰宅する。明日は大仁だ。
14	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			お血脈	百笑寄席	【場所】：大仁・百笑の湯	春風亭昇市
		文治メモ	今朝も早起きして「天狗裁き」をさらう。支度して、電車で出掛ける。池袋で新幹線のチケットを買い、東京駅で昇市さんと待ち合わせ。こだまで三島、三島から伊豆箱根鉄道で大仁に。迎えの車で百笑の湯に到着。久々の百笑の湯。コロナで先月から再開した。今までは一間だったが、襖をあけて広くして、座布団も間をあけて置いてある。お客さんはいつもより少ないが、陽気なお客さん。昇市さんの「ちりとてちん」、僕の「お血脈」を聴いて貰う。「天狗裁き」と思ったが、広くした会場なので「お血脈」にする。楽しんで貰えた。これなら「天狗裁き」でも良かったかな？終わって、温泉に浸かってそのまま帰ってくる。東京駅で昇市さんと分かれて、僕は高円寺駅で迎えの車を待つ。前座に八時に着くと連絡したが、いくら待っても来ない。仕方なくタクシーで帰ってくる。連絡ミスがあり、迎えに来なかったようだ。
15	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今朝はちょっとゆっくり起きる。「天狗裁き」をさらい、お昼に空治が来て、チャミーさんで食事。車で渋谷のオーチャードホールに向かう。空治の弟雅也君が出るバレエを観に行く。雅也君はバレエダンサーなのだ。初めてのバレエ鑑賞。台詞はないが、表現力で我々にも喋っていることが分かる。雅也君は良い役だった。それにしても、皆さん凄い体力だ！あっという間の二時間ちょっと。感動した！空治が入門しなければ、観ることはなかっただろう。ご縁に感謝。ガソリンを入れて帰宅。その後、空治とデニーズで空治と夕食。りょう治は体調不良で来られなかった。心配だなぁ。
16	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	早起きして「天狗裁き」と「雨乞い」をさらう。チャミーさんで食事して、門前仲町に向かう。佐々木知子さんの似顔絵展を見に行く。かわら版の似顔絵を描いている方だ。僕や他の芸人も特徴をとらえて素晴らしい！その後、ボンボンブラザーズの繁二郎兄さんと深川不動で待ち合わせして、喫茶店に入り四方山話。付き合って頂いて嬉しい。その後、御徒町の床屋さんでさっぱりして、王子からバスで帰宅。夜はりょう治と空治と夕食。明日は寒いらしい。
17	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	外は冷たい雨で寒い。僕の心と同じだ。「天狗裁き」と「雨乞い」をさらう。なんとなく上の空。チャミーさんで食事を摂り、今日は家に籠る。それにしても寒い。六時にりょう治と空治が来る筈ずだったが、空治は体調不良。りょう治が来て、話をする。りょう治は噺家を辞めたいという。落語に対する熱がコロナ禍で下がっていたそうだ。僕らは三日間話し合って止めた。二年ぐらいで分かるわけがないと。りょう治の気持ちは変わらなかった。息子だと思って育てた。コロナが憎い！最後は身体には気を付けろよと抱き締めて別れた。悔しくて寂しくて涙が止まらない。部屋の中のものが全て思い出。また帰ってくるかも知れないという言葉を信じる。ずっと待ってるよ。りょう治！
18	日	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14：00〜	長短 天狗裁き 雨乞い源兵衛	第9回 名古屋桂文治独演会	【場所】：ウインクあいち小ホール2 【木戸銭】：3,000円 【問合せ】：オフィスマツバ　050-3497-5500	桂　空治
		文治メモ	【長短】八時に空治が来て、車で名古屋に向かう。りょう治の話をするだけで涙が出る。こんな師匠を空治はなんと思うかね？沼津ＳAで休憩しながら、時間より早く着いたので、刈谷ＳAで休憩する。会場のウインクあいちへ。世話人の飯田さんや西野さんご夫妻、京都芸大の小林先生にご挨拶。お手伝いの方と高座や椅子など会場作り。二時開演で、空治の「真田小僧」、僕の「長短」を聴いて貰う。「本当はりょう治も来る筈でしたが、昨日辞めてしまいました」と喋ると涙が出る。お客さんにお詫びをして「長短」に入る。楽しんで貰えて良かった。最初に泣いてしまったからね。
			【天狗裁き】二席続けて「天狗裁き」を演る。車で京都や松山、仙台へ行き、泊まった時のりょう治や空治の寝相や鼾、僕のよくみる夢の話をしてから本題へ。こちらも楽しんで頂いて嬉しい。
			【雨乞い源兵衛】仲入りを挟んで、空治の「元犬」、僕の「雨乞い源兵衛」を聴いて貰う。「雨乞い」も喜んで頂き、雨の場面でお客さんにも参加して貰う。終わって、空治も呼んで記念撮影会。今は個人的に写真撮影が出来ないからね。片付けも早く驚く。地下のつくね屋で食事をして、色んな話をする。手売りをしてコツコツお客さんを集めてくれた西野さんご夫妻に感謝する。挨拶をして解散。空治の運転で帰宅。今まではりょう治と代わる代わる運転していたので、空治も疲れたろう。本当にありがとう！
19	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今朝も早起きして、のんびりする。落語の稽古をしようという気にならない。りょう治のことを考えるだけで、涙が出る。溺愛しすぎて、それが重荷だったのかな？ごめんね。夜、空治が車のオイル交換に行き、家へくる。平和台のココスで夕飯。空治にはやめないで欲しい。こんな思いをするのはもう嫌だ。
20	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今朝も早く目が覚める。一服して「雨乞い」をさらう。十二時に空治が来て、チャミーさんで昼飯。チャミーのママさんや大家さんにりょう治のことを話す。ショックをうけていた。毎日のように会っていたからね。車で池袋へ向かい、高座終わりの鷹治を乗せる。それから岩手の水沢へ向かう。途中休みながら、予定より早く到着する。毎年お世話になっている増長寺さんのご住職さんがホテルに迎えてくれた。今年はコロナの為に会館で一回公演。前乗りして、七時からグランドホテルで歓迎会。毎年お世話になっている方々が集まり、楽しい食事会。歓迎会終了後、車で北上インター傍の温泉に浸かる。温まり、そのまま寝る。明日はさん喬師匠をお迎えする。
21	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：00〜	お血脈	第14回　お達者落語会	【場所】：水沢江刺・奥州市文化会館中ホール	柳家さん喬 桂　鷹治 桂　空治
		文治メモ	今朝は八時に起きて、三人で朝食を済ませる。シャワーを順番に浴びて、十一時過ぎに水沢江刺駅にさん喬師匠を迎えに行き、そのまま会場のZホールに向かう。照明や音チェックをして、一時開演。平日の昼間に沢山のお客さん。空治の「やかん」、僕の「お血脈」でお仲入り。さん喬師匠は「文七元結」に決まっているので、前半は明るく陽気に演る。京都慕情で手拍子もいただく。仲入り後は鷹治の「代脈」、さん喬師匠の「文七元結」でお開き。お客さんも泣き笑いしていた。世話人さんや増長寺ご住職にご挨拶して、さん喬師匠を水沢江刺駅に送り、帰って来る。羽生の鬼平茶屋に寄り、一本うどんを食べる。鷹治と空治が交代で運転する。方々でりょう治がいたらと思う。兎に角、無事帰宅出来る。色んな方に感謝。
22	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		15：05上がり	親子酒	しのばず寄席（昼）	【場所】：お江戸上野広小路亭 【木戸銭】：前売・予約 1,500円、当日 2,000円 【問合せ】：永谷商事株式会社　03-3833-1789	【主任】三遊亭鳳楽
		文治メモ	早起きして、一服のあと「味噌蔵」をさらう。それからチャミーさんで昼飯を摂ってバスで王子に向かう。御徒町下車して広小路亭のしのばず寄席。満員御礼のお客さんたが、「親子酒」の出来はよくない。まだまだりょう治のことを引きずっているんだね。帰りは電車で帰宅して、石井整形外科に行く。左肩の調子が悪く、なかなか治らない。初診だから、ずいぶん待った。レントゲンを撮り、結果は首の骨の間が狭くなっているらしい。姿勢の悪さや加齢が原因のようだ。首を吊るか電気治療をやるそうだ。歳だね。空治と松月庵で蕎麦を食べて、うちのことをやって貰う。空治には辞めて欲しくない。
23	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：20上がり	木曽義仲	浅草演芸ホール10月下席（昼の部） 昔昔亭A太郎・瀧川鯉八・伸三改メ桂伸衛門 真打昇進披露興行	【場所】：浅草演芸ホール 【木戸銭】：一般 3,000円、学生 2,500円、小人 1,500円 【問合せ】：浅草演芸ホール　03-3841-6545	【主任】昔昔亭A太郎
		文治メモ	早起きして、一服して「味噌蔵」をさらう。支度をして、チャミーさんで昼飯を摂り、バスで王子に出る。浅草は新真打ちの披露目。沢山のお客さんで「義仲」を演る。昨日は気が入ってなかったので、今日はしっかりウケたかった。楽しんで貰えた。仲入り後は新真打ちの口上。司会をやり、新真打ちの門出を祝い、三本締めをする。その後、直ぐに帰宅して、石井整形外科で首を吊り、電気マッサージをして貰う。腕や肩の痛みが和らぐ。夜は空治と銚子丸で寿司を食べる。明日は宮城なので、ガソリンを入れて帰宅する。早く寝なきゃ。
24	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14：30〜	親子酒 お血脈	第28回ちえぶくろの会　寺子屋寄席	【場所】：渡波洞源院	桂　鷹治 桂　空治
		文治メモ	【親子酒】八時に鷹治と空治が来て、車で石巻の洞源院さんへ向かう。那須塩原まで混んでいた。シルバーマークや都内からの車が多い。GOTOなんとかのせいだ。一時過ぎに無事到着。ご住職や奥様、世話人さんにご挨拶して、カレーを頂き、二時半開演。前を空け、高座にはシールドを置いて安全対策。空治の「寿限無」、僕の「親子酒」を聴いて貰う。シールドに始めは慣れなかったが、だんだん慣れてくる。酒を飲む処で「美味しそう」や「酒癖が悪いよ」などとお客さんが語りかけて来る。隣の人に置き換え、こちらもネタにする。楽しんで貰えた。
			【お血脈】仲入り後は鷹治の「平林」、僕の「お血脈」を聴いて貰う。京都慕情を間違えたが、温かいお客さんの手拍子に助けられる。抽選会もあり大盛り上がり。終わって、食事をしながら談笑する。ご住職や奥様、世話人さん、お客さんに感謝する。開催して頂いて有り難い。今年の大晦日のゆく年くる年に洞源院さんが出るそうだ。震災から十年目だからね。今日中に帰って来られた。明日は浜松だ！
25	日	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		14：00〜	味噌蔵	浜松寄席 桂文治 一門会	【場所】：サーラシティ浜松 3Fスクエア(多目的ホール) 【木戸銭】：前売 3,000円、当日 3,500円 【問合せ】：浜松寄席事務局＝ケイ企画（河村）053-438-1863	桂　鷹治 桂　空治
		文治メモ	今朝は九時に鷹治と空治が来て、車で浜松へ向かう。町田や大井松田が渋滞して、ちょっと焦る。サンデードライバーや慣れない者が出てきて事故を起こす。僕は免許を持ってないけど。何とか間に合って良かった。沢山のお客さんでびっくりする。一門会で、いつも出る愛好家の赤兵衛さんは抜歯をしていて話せない。色々考えた末に今日は長講にしようということになり、空治の「やかん」、鷹治の「宿屋の仇討ち」でお仲入り。仲入り後は僕の「味噌蔵」を聴いて貰う。鷹治も五十分、僕も一時間演る。久々の「味噌蔵」もちょっと変えて、京都慕情を唄ったり、好きなように演る。結局、いつもの終演時間になる。最後は記念撮影会をしてお開き。食事会も世話人さんと美味しい料理と話に舌鼓。皆さんに感謝。帰りは海老名でバカな渋滞。アベックの電気自動車の前方が大破して止まっていた。日曜日の夜に大変だ。油断で事故が起きるし、大勢の皆さんに迷惑を掛ける。我々も気を付けなきゃ。鷹治も空治も運転お疲れ様。明日から寄席を務める。
26	月	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：20上がり	鈴ヶ森	しのばず寄席（昼）	【場所】：お江戸上野広小路亭 【木戸銭】：前売・予約 1,500円、当日 2,000円 【問合せ】：永谷商事株式会社　03-3833-1789	【主任】古今亭寿輔
		文治メモ	今朝も早起きして「代脈」のノートを探して、台詞など確認する。軽食を摂ってからバスで赤羽に出て、御徒町の広小路亭へ向かう。沢山のお客さんで「鈴ヶ森」を演る。久々に演ったが、明るいお客さんに助けられた。楽屋で談笑して、電車で帰宅。石井整形外科に行き、首のリハビリをやる。夜は、空治がラーメンを食べたいというので、江古田駅の近くの中華に入る。量が多くて驚くが美味い。そこに辞めたりょう治が女友達と入って来る。りょう治も初めての店だったようだ。なんという偶然。女友達がいたので、ちょっとしゃべって他の店に行った。明日には引っ越すらしい。忘れかけていたのに。また、寂しさがよみがえり、悲しくて死にたくなる。だから、秋は嫌いなんだ。
27	火	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：20上がり	代書屋	浅草演芸ホール10月下席（昼の部） 昔昔亭A太郎・瀧川鯉八・伸三改メ桂伸衛門 真打昇進披露興行	【場所】：浅草演芸ホール 【木戸銭】：一般 3,000円、学生 2,500円、小人 1,500円 【問合せ】：浅草演芸ホール　03-3841-6545	【主任】瀧川鯉八
		文治メモ	今朝は七時に起きる。目が覚めたのは六時。体力がなくなったんだね。バスで王子に出て、御徒町の床屋さんへ行って、さっぱりする。隣の蕎麦屋で昼飯を食べて、バスで浅草に向かう。高座は「代書屋」にする。若いお客さんが多かったが、何とか笑って貰える。口上にも並んで、伸衛門さんの後見を務める。師匠の伸治兄さんは休み。バスで巣鴨に出て、電車で帰宅。石井整形外科に行かなくてはならないので、池袋までバスで行ったら間に合わない。今日は右腕が疼いた。夜は空治と松月庵で夕食。蕎麦は良いね。
28	水	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：20上がり	浮世床	浅草演芸ホール10月下席（昼の部） 昔昔亭A太郎・瀧川鯉八・伸三改メ桂伸衛門 真打昇進披露興行	【場所】：浅草演芸ホール 【木戸銭】：一般 3,000円、学生 2,500円、小人 1,500円 【問合せ】：浅草演芸ホール　03-3841-6545	【主任】伸三改メ桂伸衛門
		文治メモ	今朝も七時に起きて、一服して「代脈」をさらう。チャミーさんで昼飯を摂り、バスで赤羽に出て浅草へ。今日もよく入っている。小痴楽さんが「浮世床」の「将棋」まで演っていたので、続きの「夢」を演る。口上の司会を務めて、おしまいまで残り、三本締めをする。空治と一緒に帰って来る。一時間後、空治が来て、車のガソリンを入れて、夕食を摂る。よくやってくれるので助かる。ありがとう！
29	木	時間	演目	イベント名	会場	共演者
			牛ほめ	学校公演	柴田高校
		文治メモ	早起きして、仕度して、空治が九時半に来て、車で宮城県の白石へ出掛ける。前座の面倒は師匠が見なくてはいけない。ただ、お金をやることは容易いが、運転して貰うと、ギャラも貰いやすい。快適に白石の柴田高校へ到着。喬之助さんと音助さんと曲独楽の紋之助兄さんと学校で合流する。コロナで、体験コーナーも解説も出来ない。雰囲気が出来ないまま、音助さんの「転失気」、喬之助さんの「初天神」、紋之助兄さんの曲独楽、僕の「牛ほめ」でお開き。生徒さんはちゃんと聴いてくれたが、大人しい。僕は「牛ほめ」をきっちり演る。久々だが、出来るもんだね。喬之助さんと音助さん、紋之助兄さんは八戸へ。僕と空治は東京に帰る。途中、変な車に絡まれ、警察を呼ぶ始末に。我々は説明して、帰っていいことに。相手は警察をてこずらせていた。困ったもんだ。渋滞もあったが、無事に食事をして帰って来られた。空治、ありがとう！
30	金	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		13：20上がり	鈴ヶ森	浅草演芸ホール10月下席（昼の部） 昔昔亭A太郎・瀧川鯉八・伸三改メ桂伸衛門 真打昇進披露興行	【場所】：浅草演芸ホール 【木戸銭】：一般 3,000円、学生 2,500円、小人 1,500円 【問合せ】：浅草演芸ホール　03-3841-6545	【主任】瀧川鯉八
		文治メモ	今朝も早起き。ワイドショーは伊藤健太郎の話題ばかり。岡田晴惠は何処へ行ったの？「代脈」をさらい、十時過ぎに空治が来て、車で浅草へ向かう。空治は駐車場に車を停めて、浅草の前座へ。僕はアロマさんで一服。お客さんにご馳走になる。翁蕎麦に行ったが、まだやってなくて、ブロンディでラーメンを食べる。今日は新真打ち披露目の千穐楽で沢山のお客さん。「鈴ヶ森」に前に出た昇々さんを入れて、楽しんで貰う。口上の司会も務めて、ハネまで残って三本締め。おめでとう！ボンボンの太郎兄さんを車で送り、今日の夕食はなし。楽屋で弁当を貰い、空治も疲れていたので、休んで貰う。運転が続いたからね。いつもありがとう！
31	土	時間	演目	イベント名	会場	共演者
		文治メモ	今朝も早起き。「代脈」をさらって、石井整形外科へ行く。電気マッサージのあとで首を吊って貰う。チャミーさんで昼飯を摂った後、空治が二時に来る。車で師匠のお墓参りに青山へ行く。りょう治が辞めたことを報告。これまでは三人で毎月来ていた。それから中野の三杉里親方にマッサージの予約、高円寺のむし社でカブトムシの腐葉土を買う。帰宅後、家で空治の「鈴ヶ森」を聴く。稽古不足は一分で分かる。もう一度聴くことにする。それから、和光の極楽湯へ行き、温泉に浸かり、食事もする。空治が背中を流してくれる。嬉しいね。空治まで奪わないで欲しい。明日から十一月だ！